学童のアルバイトをしていたAさんの話です。

Aさんがアルバイトしている学童にはある不思議な話がありました。

それは神出鬼没に現れる謎のぬいぐるみがあるという話です。

ある日、児童が帰った後の片付けをしている時、

Aさんは見慣れないぬいぐるみを見つけたそうです。

それはモコモコとしてて抱きしめたくなるような手触りで、

見たことない何かのキャラクターのぬいぐるみだったそうです。

当時、物品の管理を任されていたAさんはこのぬいぐるみを見たことがありませんでした。

『児童の忘れ物かな?』と思ったAさんは、

ベテランの職員にそのことを報告し、そのぬいぐるみを見せたそうです。

その職員は「えっ、あっ、えっ!」と驚いていたそうです。

あまりのテンパりように他の職員も集まってきて

「これがあの・・・」や「初めて見た」などの声が。

その後、職員からAさんは「これがあの話のぬいぐるみ」と聞かされ驚いたそうです。

この日、ぬいぐるみを職員たちが使っている机の上に置いて帰ったそうです。

次の日、Aさんが出社するとそのぬいぐるみが無くなったと、

職員たちが騒然としていたそうです。

それ以降、Aさんはそのぬいぐるみを見ることがなかったそうです。

児童が入ってきて持っていったのだろうと言われればそうかもしれないのですが、

Aさん的には「あのぬいぐるみには不思議な力があるのでは」と・・・