2022年09月

未怪談 45 つかれてたんじゃ?

設備管理の仕事をしているAさんの話です。

台風が最接近中、停電や機器の設備の異常、雨漏り、破損などで深夜から

Aさんと部下のBさんは契約している建物を復旧の為巡回していたそうです。

そのせいでその日、一睡もできないまま復旧作業が続き全てが完了したのは20時過ぎでした。

Aさんが帰ろうとしていると、とある小学校から機器に異常が出たと連絡があったそうです。

「チクショー!」と吠えながらAさんは疲れ切っているBさんを道連れにその小学校に向かいました。

Aさんは現場に着き異常が出ている機器を見てすぐに原因がわかったそうです。

停電によるエラーだったそうで再起動が必要だったそうです。

異常が出ている機器は体育館にありましたが操作盤は職員室にあったので、

Aさんは職員室にBさんは体育館の異常が出ている機器の方に。

連絡を取りながらしばらく作業していると、

Bさんから「すいません。ちょっと現場離れます」と連絡が入りました。

Aさんは『トイレかな?』と思ったそうですが、

十分経っても連絡が無かったので「どうした?」とBさんに連絡しても返答なし。

『何かあったのか?』とAさんは思い、体育館の方に向かったそうです。

体育館にはBさんの姿がなく焦ったAさんは「おーい。B!」と叫びながら校庭の方を見ると、

校庭に設置してある遊具付近にBさんの姿があったそうです。

AさんはBさんのもとに駆け寄ると、

Bさんは暗かったせいなのか生気のない表情でブランコの方をぼーと見つめていたそうです。

「おい!B!」とAさんが叫ぶとBさんは「うわぁ!」と驚いたそうです。

「お前何やってんだよ!」とAさんが言ううと、

「・・・いや。あれ・・・?うぅん?すいません」と、

Bさん自身の今の状況がわかっていないような感じでした。

その後、作業が終わりAさんはBさんと車で会社に帰っているとき、

校庭で何をやっていたのか尋ねたのですが、

Bさんは「気のせいだと思うんですけど、よくあるじゃないですか声のようなのが聞こえること。

その声みたいなのが校庭から聞こえて、見に行ったってとこまで記憶にあるんですけど・・・。

まぁ、めちゃくちゃ眠かったし、疲れてたんですかね?」と。

AさんはBさんの話を聞き、ふと『疲れてたんじゃなくて、憑かれてたんじゃ』と思ったそうです。

未怪談 44 お盆の学校

清掃の仕事をしているAさんの話です。

夏休みになるとAさんの会社は小・中学校と高校、大学などに行き、

床のワックス掛けなどの清掃を行っていました。

その日はお盆だったそうです。

Aさんは後輩たち(B、C、D)を連れて小学校のワックスかけに行ったそうです。

小学校に着くとAさんは職員室に行き鍵を借りて担当の先生と打ち合わせをしていました。

後輩たちはAさんが打ち合わせや今回工程の段取りの話をしている間、

借りた鍵で教室を全て開け各教室から机や椅子などを廊下に出し教室を空にしていたそうです。

打ち合わせが終わったAさんは後輩たちが作業している所に行くと、

「お前、嘘つくなや!ちゃんとやれや!」や「マジで見たんだって。嘘じゃないって!」と、

BとCが言い争っておりDはその2人をなだめていました。

Aさんは言い争っているBとCの間に入り何があったのか聞いたそうです。

話を聞くと、

Bが教室の鍵を開けていき全部開けきったらCとDに合流する。

CとDはBが開けた教室から机と椅子を廊下に出していくといった段取りだったそうです。

順調に作業が進んでいたそうですが、突然Bが「子供がいる」と言い出して持ち場を離れたそうです。

そのせいで作業が遅れてしまいAさんが来た時、ああいう状態になっていたそうです。

ワックス掛けた後に子供がその場に入ってしまい転んでケガをしてしまうという事故が、

よく起きていたので会社の方針で子供がいない時に作業をするということになっていました。

なので、作業をすることができないということをAさんは担当の先生に伝えに行ったそうです。

担当の先生にそのことを伝えると、

「今日からお盆ですよ。そんなはずはない。

 だって、あなたたちが来るまで学校自体閉めていたので生徒がいるなんてありえない」と、

担当の先生からAさんは言われたそうです。

そうであれば、

Aさんの後輩が見た子供は一体・・・

未怪談 43 インターホンに映る男

Aさん(女性)が大学生の時の話です。

1人暮らしをしていたAさんは、その日仲のいい友人二人を招いて宅飲みをすることになったそうです。

チャイムが鳴り「開けてー。開けて―」と友人たちの声が。

Aさんは友人だとわかってはいたのですが無意識にインターホンを見たそうです。

そこには友人二人とその後ろに見知らぬ男が映っていたそうです。

男は40代くらいで小太りでチェック柄のシャツを着て無表情でインターホンを見ていたそうです。

『えっ!誰?怖!』と、Aさんがギョッとして固まってると、

「開けてー。開けてー」と友人たちがふざけだし、ドアをバン、バンと叩き始めました。

その音にびっくりして一瞬、インターホンから目をはしてしまったそうです。

インターホンに目を戻すと、男はいなくなっていました。

Aさんは急いで友人二人を家に入れ、あったことを話したそうですが、

友人たちは男の存在に気づいていなかったようで、

「たまたまそう見えたんじゃない」や「すれ違ったかもしれない。よく覚えていない」と。

ちなみにAさんの両隣にはAさんくらいの年の女性が住んでいたそうです。

あの男はたまたまそこを通ってタイミングよくインターホンに映ったのか、

それとも・・・
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