2022年04月

未怪談 7 後ろから聞こえる声

【後ろから聞こえる声】

通勤中、後ろからおそらく先輩後輩の関係の2人組の

「部長の指示って無駄が多いよな」

「わかります。それぐらい自分でやれよって思います」

みたいな愚痴が聞こえてきました。

しばらく、この二人の愚痴を聞いていました。

なぜなら、日頃上司に思っていることと同じ内容の話だったからです。

一体どんな二人組が話しているのか興味がわいてきました。

チラッと横目で振り向くと、

誰もいませんでした。

あれ?と思い、前を見ると

「課長が—――」と声が。

ゾッとして近くのコンビニに急いで入りました。

やっぱり後ろに人はいませんでした。

後ろから聞こえてきた声は、一体・・・

未怪談 6 お客さんの声

【お客さんの声】


Aさんがコンビニでバイトをしていた時の話です。

Aさんが店内の商品補充をしていた時、

「すいません」

と声がきこえました。

Aさんは慌ててレジに向かうが誰もいませんでした。

店内のBGMでそう聞こえたのかもと思いながら、

商品補充に戻ろうとしていると

「すいません」

と、また声が。

再度、Aさんは慌ててレジに向かうと、

一緒に入っていた店長が周りをキョロキョロ見ながらレジにいました。

店長は、Aさんに

「さっきからすいませんって聞こえるんだけど、今お客さんいないよね」

と言いました。

その後、シフト終わりに店長と事務所で談笑していると、

「さっきの男性の声怖かったよね」

Aさんは、気味が悪くなったそうです。

なぜなら、Aさんが聞いた声は女性だったからです。

未怪談 5 誰が歌っているの

【誰が歌っているの?】


Aさんの家の近所には中学校があり、

毎日夕方になると歌が聞こえてくるそうです。

聞いたことがあるような気がするのですが、何の歌かはわからなかったです。

でも、その中学校には吹奏楽部はあるそうですが

合唱部はないそうです。


毎日聞こえてくるあの歌は、誰が歌っているのでしょうか・・・

未怪談 4 隣から聞こえるお経

【隣から聞こえてくるお経】

 

Aさんが、帰省した時の話です。

 

久しぶりに帰省すると、Aさん家の隣の家が無くなっていました。

 

両親にそのことを言うと「やっとよ」と。

 

Aさんは「どういうこと」と両親に尋ねました。

 

「あそこの家、10年くらい前から空き家だったの」と。

 

Aさんは、困惑しました。

 

なぜなら、物心ついたときから(小学校低学年ぐらい?)

 

隣の家から毎日22時にお経が聞こえていました。

 

毎日の事だったので、怖いとか、不気味というわけではなく、

 

「今日も聞こえるなぁ」程度だったそうです。

 

お経は、高校を卒業するまで聞こえていました。

 

そのことを両親に言うと、

 

「あんたが小学生の時だったかな。確かに隣からお経が聞こえていた」と。

 

続けて両親から

 

「小さい頃から聞こえていたから、聞こえてくるって意識的に習慣づいていたんじゃないの」

 

と言われました。

 

はっきりと聞こえるというよりも、「聞こえるなぁ」程度だったので、

 

両親の言う通りかもと、自分の中でそう結論付けました。

 

だけど、もしそうでなければ、

 

毎日一体誰がお経を唱えていたのでしょう。

未怪談 3 トランシーバー

【トランシーバー】



夜間の通行止めの仕事をしていた時の話です。


その日は、台風で有料道路を封鎖しなければなりませんでした。


車が入らないように規制を組んだ後、雨や風がやむまで規制車の中で待機していました。


突然、トランシーバーに「ガーー」と音が途切れ途切れに通信が入りました。


混線はよくあることなので放置していましたが、ガーーーという音が鳴りやまず、


先輩が「チャンネル変えるか」と、トランシーバーに手を触れようとした時。


「カエルナ」


と男の低い声でトランシーバーから聞こえてきました。

混線でたまたまそう聞こえたかもしれないですが、心臓に悪い出来事でした。

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