Aさんが大学生の時の話です。

とある授業で先生が授業前点呼を行っている最中でした。

「〇〇さん」

「はい」

「△△さん」

「はい」

といったかんじに1人ずつ確認しながら点呼をしていたそうです。

その後、先生の点呼が続き「Aさん」と呼ばれました。

名前が呼ばれたのでAさんは「はい」と言いました。

最後の人の名前が呼ばれた後、「あれ?」と名簿を見ながら先生が首をかしげました。

そして、「おーい。一番後ろの人、名前教えて」と言い出しました。

『あれ、後ろに誰かいたっけ?』とAさんは思ったそうです。

なぜならその時、Aさんは一番後ろの方に座っていたからです。

Aさんの後ろには席が確かにあったのですが、

Aさんが座った時にAさんより後ろに誰も座っていませんでした。

後から誰かが座ったということもありませんでした。

ですが、先生が後ろの方に言うのでAさんは後ろを振り向きました。

そこには誰もいませんでした。

それでも、先生は「おーい!名前は?」と。

Aさんは先生に恐る恐る「誰もいませんよ」と。

先生は「あっ!・・・そうか。やっぱり・・・」と

意味深なことを呟きながら何事もなかったように授業を始めたそうです。

一体、先生にはナニがみえていたのでしょうか・・・