Aさんが中学生の時の話です。

同窓会や中学生時代の友達と集まったりすると必ずこの話が話題に上がってくるそうです。

3時間目と4時間目の間の十分休憩の時です。

その時、Aさんは仲のいい友達と話していたそうです。

すると、【ピン⤴、ポン⤴、パン⤴、ポン⤴】と校内放送が。

【3年B組の〇〇〇〇さん。至急、屋上にきてください】

と、女の子の声が聞こえてきました。

女の子の声は覇気というか、生気のないというか人工的な声のようで不気味だったそうです。

その放送を聞いて『あれ?』とAさんはなったそうです。

というのも、3年B組はAさんのクラスで、

それに放送で呼び出された〇〇〇〇さんって名前の人がいなかったからです。

【繰り返しお知らせします。――――】と続き、

【ピン⤵、ポン⤵、パン⤵、ポン⤵】と校内放送が終わると堰が切れたように

「うちのクラスだよな!」

「〇〇〇〇さんって、誰?」

「なんで、屋上?」

「声怖くない」

あまりに不可解な放送だったので教室は騒然となったそうです。

後日、先生たちは犯人探しをしたそうですが、

状況的に生徒には実行できないのではとなったそうです。

次第に学校内で(とくに先生間で)その話自体がタブーとなったようで、

生徒間では『あれは幽霊ではないのか』や『昔、屋上から飛び降り自〇した生徒の怨霊』とか、

様々な噂がたったそうです。

あの放送は一体何だったのでしょうか・・・