2022年10月01日

未怪談 51 エレベーターのおっさん

4階建てのオフィスビルで働いているAさん(女性)の話です。

Aさんの職場は3階にあり、その日郵便局に向かうためエレベーターに乗ろうとしたそうです。

その時、エレベーターは4階で止まったままでした。

『エレベーターで行こう』とAさんは下のボタンを押したそうです。

エレベーターが下ってきて乗り込もうとした時、

開きかけたエレベーターのドアからおっさんが見えたそうです。

誰も乗っていないと思っていたしそれが男の人とは思いもしなかったAさんはびっくりしたそうです。

というのも、4階は会員制の女性専用のジムで男の人が降りてくることが無かったからです。

乗っているおっさんは汗だくで身長は低くパンパンに太っており、ヨレヨレのタンクトップに短パン、

サンダルといった言葉は悪いが浮浪者のような恰好だったそうです。

とてもじゃないですが、4階に用事があるようなかんじではありませんでした。

それにエレベーター自体横に二人並べるほどの広さしかありません。

ですが、そのおっさんはど真ん中に立ち両手をエレベーターの壁につけ、

Aさんのことをガン見していたそうです。

得体のしれない怖さを感じAさんはエレベーターに乗るのを躊躇しました。

Aさんは咄嗟に「大丈夫です!」といい乗るのをやめ、逃げるように階段で1階に。

1階でまた鉢合わせするかもしれないと思い、

1階に着くや否やヒールだったにもかかわらず全速力で郵便局に走っていきました。

小一時間経ったくらいで郵便局での用事が終わりビルに戻ってきました。

夏の気温でやられてしまっていたAさんは何も考えずエレベーターのボタンを押しました。

その時、エレベーターは3階で止まったままでした。

エレベーターが1階に降りてきた時に『あっ!』とあのおっさんの事を思い出しました。

エレベーターのドアが開くと、

ど真ん中に立ち両手をエレベーターの壁につけAさんのことをガン見しているおっさんが。

ゾッとしたAさんは慌ててビルから出て人がいる方に。

すぐに後輩に電話し事情を話し事務所内にいる人総出で向いに来てもらったそうです。

その後、男手でそのおっさんの捜索をしたそうですがいなかったそうです。

電話をかけて2,3分もかかっていなかったのですが姿はありませんでした。

それ以来、あのおっさんは見ていないそうです。

単なる不審者だったのか、それともナニカだったのかわかりませんが、

一体あのおっさんは何だったのでしょうか・・・


bob1022 at 19:00│Comments(0)

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