Aさんが肝試しに行った時の話です。

友人たちと一緒に近所で有名なトンネルに行ったそうです。

そのトンネルでは首無しライダーやテケテケといった様々な噂があったそうなのですが、

実際は何の変哲もないただ古いだけのトンネルだったそうです。

地元の者はただのトンネルということは知っているのですが、

ネットなどで心霊スポットと書かれていたため、

結構訪れる人が多いようでした。

その日、他県からやってきた友人がそのトンネルに行きたいと言い出したので、

Aさんは他の友人を誘い連れていくことにしたそうです。

時刻は深夜を回っていました。

出口の方の電灯の光がポツンと見えるほど長いトンネルだったそうです。

トンネル内はシーンと音がしておらず不気味でした。

それにトンネル内は照明が切れているのか真っ暗で雰囲気は、ばっちりだったそうです。

『行きたくないなぁ』とAさんが思っていると、

「じゃ。言い出しっぺのお前ら行って来いよ」と友人が。

『まじかよ』と、Aさん思いながら他県のその子と一緒にトンネル内に。

トンネルの真ん中まで行くように言われ、

スマホの明かりを頼りにトンネル内を進んでいましたが、

スマホの明かりなんてそこまで強くないので一寸先は闇といった状態でした。

Aさんたちの足音がトンネル内に響いてそれ以外の音がしなく不気味な雰囲気だったそうです。

トンネルの真ん中くらいだったそうです。

心臓バクバクになりながら隣の友人の腕に絡みつきながら進んでいると、

「何してん?」と男性で関西のなまりがある声が、

「ヒィっ」と、Aさんたちはビクッとなりながら声の方に明かりを向けると、

杖をついたおじいさんが立っていました。

二人はおじいさんに肝試しに来たことを伝えると、

「ここ、危ないからはよ帰りな」と。

二人はおじいさんの言うとおりにトンネルを出たそうです。

トンネルを出て待機していた友人たちにこのことを伝えると、

「そのおじいさん生きてる人なの?」と。

「えっ?」とAさんが困惑していると、

「この暗さを明かりなしで普通歩くか?杖ついて」と。

「でも、普通に会話したぜ」と、Aさんが言うと、

「いやでもさ、深夜によ、なんでそこに立ってたんだよ。足音聞いた?

歩いてきたところ見てないだろ。ということはさ・・・。そうなんじゃない?」と友人が。

Aさんが出会ったあのおじいさんは生きている人だったのか。

それとも・・・