小学生の息子の運動会を撮っていたAさんの話です。

その日、Aさんは息子の勇姿を撮ろうとデジカメを用意し、

実況席とゴール付近を写真に収めれる所で陣取っていたそうです。

運動会が始まりAさんは順調に写真を収めていったそうです。

そして、組体操が始まった時です。

Aさんは息子さんを撮っている時でした。

撮っている時隣の親御さんとぶつかってしまい、まったく違うところを映してしまったそうです。

組体操終了後、Aさんはマメな性格なのでその写真を消そうとデータ一覧を確認しました。

その写真を見て違和感を感じたそうです。

その写真は、種目に出ていない生徒たちの待機場所のようで数人の生徒がイスに座っていたようです。

座っているだけならどこもおかしくないのですが、

普通なら組体操をしている方を向いていると思うのですが、

その写真は写っている生徒みんながカメラ目線なのです。

Aさんはそのテントから100mくらいは離れていたのですが、

数十人の生徒たちが無表情でこっちを見ていたそうです。

その写真を見たAさんはその時、

『えっ!なにこれ?』と思ったそうですが、

息子さんの写真を撮っているうちにそのことを忘れていき、

運動会が終わり家に帰って写真を整理していた時、

ふとあの写真の事を思い出し確認すると、

データが壊れていたそうです。

今となってはわかりませんが、

単なる偶然だったのか。

それとも心霊写真の類のような写してはいけないモノだったのか・・・