Aさんが小学生の時の話です。

ポチ(仮名)という雑種の犬を飼っていたそうです。

Aさんは学校から帰るとポチを連れて散歩をするのが日課になっていました。

いつものようにポチを連れて散歩していると、

前を歩いていたポチが道の奥を見ながらその場からピクリとも動かなくなりました。

『どうしたのだろう?』とAさんは思い、

ポチの顔を覗き込むと、

ポチは歯を剥き出して威嚇しているように唸り始めました。

『何かいるのか』と思い、Aさんはポチが見ている方を見ましたが何もありません。

その道は昔ながらの民家が並んで立っている何の変哲もないただの道。

突然、ポチが一歩一歩ゆっくりと後ろの下がり始めました。

Aさんはポチの様子を見てただ事ではないと思い、

ポチを引っ張って急いで来た道を戻ったそうです。

次の日、その道の近くに来ましたが、

ポチは昨日のことを忘れているのかスタスタと普通に通っていました。

犬などの動物はナニかを感じやすいと聞きますが、

もしかすると、その日その道にナニかがいたのかもしれません・・・