Aさんの娘さんが幼稚園に入園する前くらいの話です。

Aさんの娘さんは一人遊びをするタイプでした。

よく家でやっていたことは、おままごとや人形遊びなどだったのですが、

どこかのタイミングで鬼ごっこやかくれんぼのようなことをするようになったそうです。

といっても、娘さん一人で。

Aさんは小さい子によくある空想の友達を作って遊んでいるだろうと思っていました。

ある日、Aさんがリビングで友人と電話していた時、

娘さんの部屋からタッタッタッタッと走り回る音が聞こえたそうです。

Aさんは「また一人で鬼ごっこでもしているのだろう」と思ったそうです。

しばらくするとリビングに娘さんがやってきて、

周りをキョロキョロして別の部屋に入っていったそうです。

Aさんは友人と電話で話しながら、その行動を見ていました。

すると、「もういいよ」と入っていった部屋から娘さんの声がしたそうです。

Aさんは「かくれんぼでもしているつもりなのかな」と思った瞬間、

娘さんの部屋がガチャッと開き、ぺタッ、ぺタッ、と床を歩く音が。

「えっ!」とびっくりしたAさんは、

友人との電話をそのままに音がする廊下の方に。

娘さんの部屋のドアが開いていましたが、あたりに誰もいません。

「ドアは風で開いたのだろう。足音は聞き間違いか」と思いリビングに戻ろうとした瞬間、

リビングからぺタッ、ぺタッ、と足音が。

振り向き、音が続く方を見ると娘さんが入った部屋が。

Aさんはその部屋を開けると中で、

キャッ、キャッ、とはしゃぐ娘さんの姿が。

娘さんはAさんを見るなり「ジュース飲みたい」と言い、

キッチンの方に走っていったそうです。

その後、電話をほったらかしていた友人にこのことを伝えると、

「気のせいじゃない」とか「疲れてるじゃない」と話を流されてしまったそうです。

あの時、娘さんは一人で遊んでいたのでしょうか・・・