未怪談 59 献花されている所に

Aさんが交差点を歩いていた時の話です。

その時、Aさんはふと向かい側の歩道の方に目をやりました。

向かい側には信号を待っている人たちが数人いて、

Aさんはその信号を待っている人たちを見て少し違和感を感じたそうです。

というのも、事故があったのか交差点の角の方に小さい献花台のようなものがあり、

その献花台の真横に灰色の長袖のパーカーにジーパン姿の人が立っていたのです。

それだけなら別に違和感はなかったのですが、

その人はフルフェイスのヘルメットを被って立っていたのです。

たんにバイクを別の場所に置いてウロウロしている人か、献花しに来た人かもしれませんが、

Aさんは『もしかしてあれは本人なのでは?』と思ったそうです。

未怪談 58 事件現場

保険会社で働いているAさんの話です。

とあるアパートが火事になったそうでAさんは、

現地調査?をするため先輩のBさんに連れて行かれたそうです。

現地に着きAさんは『うわぁ』と思ったそうです。

上司からは二階建てのアポートの半壊と聞いていたそうですが、

Aさんは二階部分だけが燃えていると思っていたそうです。

ですが、アパートは右半分だけきれいに骨組みだけを残して燃えていたそうです。

異様な光景に唖然としていたそうですが、仕事をしないといけないのでAさんとBさんは、

燃えていない左半分の写真や燃えた右半分の写真など報告書に使う写真を撮り始めました。

しばらくすると、突然Bさんが「さっきからなんか聞こえない?」と、

言い出し周りをキョロキョロし出しました。

「何だろう?」、「声?」、「何か叩いてる?」などとBさんがブツブツ独り言を言い出しました。

Aさんには何も聞こえず「気のせいじゃないですか?」とBさんに伝えると、

Bさんは黙ったまま耳をすましているようでした。

「あっ!これはダメだ。帰るぞ」と言い出し、その場から離れて行きました。

AさんはBさんに言われるがままついて行ったそうです。

帰っている道中、AさんはBさんに聞いたそうです。

Bさんは「たぶん、あそこで誰か〇くなってるぞ」と。

その後、調べてみるとあの火事で一人〇くなっていたそうです。

Bさんにどうしてわかったのか聞いても「まぁ、勘かな」と流されてしまうそうです。

あの時、Bさんには何が聞こえていたのでしょうか・・・

そして、なぜBさんはわかったのでしょうか・・・

未怪談 57 息子と遊んでいたモノは?

息子さんが小学一年生になったばかりに起きたAさんの話です。

その時、Aさんはスーパーで夕方まで働いていたそうです。

まだ幼い息子に家の鍵を預けるのに抵抗があったAさんは、

息子さんに「学校が終わったらスーパーの近くにある〇〇公園で待ってて」と言っていたそうです。

仕事が終わりAさんは公園に向かいました。

息子さんは公園内を走り周りはしゃいでいたそうです。

Aさんは「帰るよー」と息子さんに言うと、

息子さんは突然後ろを振り返り「またねー」と手を振ったそうです。

Aさんは『えっ!』となりました。

息子さんの後ろには誰もいないのに。

公園内には息子さん以外誰もいないのに。

一体、Aさんの息子さんは誰と遊んでいたのでしょうか・・・
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