未怪談 43 インターホンに映る男

Aさん(女性)が大学生の時の話です。

1人暮らしをしていたAさんは、その日仲のいい友人二人を招いて宅飲みをすることになったそうです。

チャイムが鳴り「開けてー。開けて―」と友人たちの声が。

Aさんは友人だとわかってはいたのですが無意識にインターホンを見たそうです。

そこには友人二人とその後ろに見知らぬ男が映っていたそうです。

男は40代くらいで小太りでチェック柄のシャツを着て無表情でインターホンを見ていたそうです。

『えっ!誰?怖!』と、Aさんがギョッとして固まってると、

「開けてー。開けてー」と友人たちがふざけだし、ドアをバン、バンと叩き始めました。

その音にびっくりして一瞬、インターホンから目をはしてしまったそうです。

インターホンに目を戻すと、男はいなくなっていました。

Aさんは急いで友人二人を家に入れ、あったことを話したそうですが、

友人たちは男の存在に気づいていなかったようで、

「たまたまそう見えたんじゃない」や「すれ違ったかもしれない。よく覚えていない」と。

ちなみにAさんの両隣にはAさんくらいの年の女性が住んでいたそうです。

あの男はたまたまそこを通ってタイミングよくインターホンに映ったのか、

それとも・・・

未怪談 42 なんでそこに・・・

Aさんが肝試しに行った時の話です。

友人たちと一緒に近所で有名なトンネルに行ったそうです。

そのトンネルでは首無しライダーやテケテケといった様々な噂があったそうなのですが、

実際は何の変哲もないただ古いだけのトンネルだったそうです。

地元の者はただのトンネルということは知っているのですが、

ネットなどで心霊スポットと書かれていたため、

結構訪れる人が多いようでした。

その日、他県からやってきた友人がそのトンネルに行きたいと言い出したので、

Aさんは他の友人を誘い連れていくことにしたそうです。

時刻は深夜を回っていました。

出口の方の電灯の光がポツンと見えるほど長いトンネルだったそうです。

トンネル内はシーンと音がしておらず不気味でした。

それにトンネル内は照明が切れているのか真っ暗で雰囲気は、ばっちりだったそうです。

『行きたくないなぁ』とAさんが思っていると、

「じゃ。言い出しっぺのお前ら行って来いよ」と友人が。

『まじかよ』と、Aさん思いながら他県のその子と一緒にトンネル内に。

トンネルの真ん中まで行くように言われ、

スマホの明かりを頼りにトンネル内を進んでいましたが、

スマホの明かりなんてそこまで強くないので一寸先は闇といった状態でした。

Aさんたちの足音がトンネル内に響いてそれ以外の音がしなく不気味な雰囲気だったそうです。

トンネルの真ん中くらいだったそうです。

心臓バクバクになりながら隣の友人の腕に絡みつきながら進んでいると、

「何してん?」と男性で関西のなまりがある声が、

「ヒィっ」と、Aさんたちはビクッとなりながら声の方に明かりを向けると、

杖をついたおじいさんが立っていました。

二人はおじいさんに肝試しに来たことを伝えると、

「ここ、危ないからはよ帰りな」と。

二人はおじいさんの言うとおりにトンネルを出たそうです。

トンネルを出て待機していた友人たちにこのことを伝えると、

「そのおじいさん生きてる人なの?」と。

「えっ?」とAさんが困惑していると、

「この暗さを明かりなしで普通歩くか?杖ついて」と。

「でも、普通に会話したぜ」と、Aさんが言うと、

「いやでもさ、深夜によ、なんでそこに立ってたんだよ。足音聞いた?

歩いてきたところ見てないだろ。ということはさ・・・。そうなんじゃない?」と友人が。

Aさんが出会ったあのおじいさんは生きている人だったのか。

それとも・・・

未怪談 41 おかしな写真

小学生の息子の運動会を撮っていたAさんの話です。

その日、Aさんは息子の勇姿を撮ろうとデジカメを用意し、

実況席とゴール付近を写真に収めれる所で陣取っていたそうです。

運動会が始まりAさんは順調に写真を収めていったそうです。

そして、組体操が始まった時です。

Aさんは息子さんを撮っている時でした。

撮っている時隣の親御さんとぶつかってしまい、まったく違うところを映してしまったそうです。

組体操終了後、Aさんはマメな性格なのでその写真を消そうとデータ一覧を確認しました。

その写真を見て違和感を感じたそうです。

その写真は、種目に出ていない生徒たちの待機場所のようで数人の生徒がイスに座っていたようです。

座っているだけならどこもおかしくないのですが、

普通なら組体操をしている方を向いていると思うのですが、

その写真は写っている生徒みんながカメラ目線なのです。

Aさんはそのテントから100mくらいは離れていたのですが、

数十人の生徒たちが無表情でこっちを見ていたそうです。

その写真を見たAさんはその時、

『えっ!なにこれ?』と思ったそうですが、

息子さんの写真を撮っているうちにそのことを忘れていき、

運動会が終わり家に帰って写真を整理していた時、

ふとあの写真の事を思い出し確認すると、

データが壊れていたそうです。

今となってはわかりませんが、

単なる偶然だったのか。

それとも心霊写真の類のような写してはいけないモノだったのか・・・
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