2022年04月17日

未怪談 4 隣から聞こえるお経

【隣から聞こえてくるお経】

 

Aさんが、帰省した時の話です。

 

久しぶりに帰省すると、Aさん家の隣の家が無くなっていました。

 

両親にそのことを言うと「やっとよ」と。

 

Aさんは「どういうこと」と両親に尋ねました。

 

「あそこの家、10年くらい前から空き家だったの」と。

 

Aさんは、困惑しました。

 

なぜなら、物心ついたときから(小学校低学年ぐらい?)

 

隣の家から毎日22時にお経が聞こえていました。

 

毎日の事だったので、怖いとか、不気味というわけではなく、

 

「今日も聞こえるなぁ」程度だったそうです。

 

お経は、高校を卒業するまで聞こえていました。

 

そのことを両親に言うと、

 

「あんたが小学生の時だったかな。確かに隣からお経が聞こえていた」と。

 

続けて両親から

 

「小さい頃から聞こえていたから、聞こえてくるって意識的に習慣づいていたんじゃないの」

 

と言われました。

 

はっきりと聞こえるというよりも、「聞こえるなぁ」程度だったので、

 

両親の言う通りかもと、自分の中でそう結論付けました。

 

だけど、もしそうでなければ、

 

毎日一体誰がお経を唱えていたのでしょう。



bob1022 at 19:53|PermalinkComments(0)

2022年04月16日

未怪談 3 トランシーバー

【トランシーバー】



夜間の通行止めの仕事をしていた時の話です。


その日は、台風で有料道路を封鎖しなければなりませんでした。


車が入らないように規制を組んだ後、雨や風がやむまで規制車の中で待機していました。


突然、トランシーバーに「ガーー」と音が途切れ途切れに通信が入りました。


混線はよくあることなので放置していましたが、ガーーーという音が鳴りやまず、


先輩が「チャンネル変えるか」と、トランシーバーに手を触れようとした時。


「カエルナ」


と男の低い声でトランシーバーから聞こえてきました。

混線でたまたまそう聞こえたかもしれないですが、心臓に悪い出来事でした。



bob1022 at 21:21|PermalinkComments(0)

2022年04月10日

未怪談 2 ノック

【ノック】

突然、おなかが痛くなってコンビニに駆け込みました。

トイレに向かうが、使用中の赤色が見えました。

そこのコンビニは男女共同のトイレが一つだけでした。

なので、急かすようにトイレのドアを軽くトントンとノック。

すると、中からトントンとノックが返答。

おなかの痛みと闘い、モジモジしながら数分待っていましたが限界でした。

漏らす、そう思い、再びトイレのドアをノック。

今度は強くノックしました。

ノックというより壁ドンに近かったと思います。

すると、衝撃でドアがゆっくりと開いていきました。

間際らしいことに、鍵だけがロック状態でドアを閉めていたのです。

なんとか間に合い、スッキリして、手を洗っていた時にふと思い出しました。

最初のノックの時、誰がノックしたのかと・・・



bob1022 at 21:36|PermalinkComments(0)
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